いつの時代も作曲家たちは自然に魅せられ、自然から多くのインスピレーションを得て数々の傑作を生みだしました。2016年は、美や芸術の源泉ともいえる「自然」にオマージュを捧げます。

自然と音楽のかかわりは、ルネサンスやバロック時代における鳥のさえずりなどの描写的な表現からはじまります。その後ヴィヴァルディの「四季」に代表されるように音楽的な深みを増しながら、ロマン派の時代には作曲家の内面を反映する対象になりました。そして20世紀以降も、自然は音楽家に絶えずインスピレーションを与え続けています。

プログラムはルネサンスから現代まで500年にわたる音楽史の中から、季節、風景、動物、天体、自然現象など、さまざまな切り口から選曲しています。自然から生まれた音楽の多彩で豊かなイマジネーションを、存分に楽しんでいただけることでしょう。2016年に没後20年を迎える武満徹をはじめ、日本の作曲家による素晴らしい作品も取り上げる予定です。驚きとイマジネーションに満ちた音楽の旅「ナチュール - 自然と音楽」に、どうぞご期待ください!

アーティスティック・ディレクター
ルネ・マルタン