こんな公演、今まで出会ったことがない。

それほど衝撃を受けたのが、これからお話をするマックス・リヒターの「リコンポーズド」の公演。

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この公演の会場はこちらの「リュ・ユニク」という旧ビスケット工場です。

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バーや本屋さんもあり、ナントの人々の集いの場にもなっています。

会場の天井に張り巡らされているパイプはカラフルに塗られ、現代アートの中にいるかのような不思議な空間でした。

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曲はマックス・リヒターの「リコンポーズド」。

私がナントのLFJで最初に聴いた、ヴィヴァルディの「四季」を現代的に編曲した曲です。

演奏するのはその公演と同じで、ヴァイオリニストの庄司紗矢香さんとポーランド室内管弦楽団。

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庄司さんの衣装はドレスではなく、ピンクのキラキラしたノースリーブのトップスに黒のパンツ。

その様相からしてこれから普通じゃない演奏が始まることが予感されました。

演奏が始まるとすぐに私は鳥肌が立ちました。

今までたくさんの演奏を聴いてきましたが、こんなに私の心が動かされる演奏は初めてでした。

原曲の「四季」の要素はありつつも、壊れたテープレコーダーのようにメロディが反復されたり、何パートにも分かれてあちらこちらから呼びかけられたりととにかく面白い。

「四季」のあまり有名でないフレーズにも、こんなに美しいところがあったんだと発見もありました。

演奏が終わると、私は思わずスタンディングオベーションをしていました。

いつも周りの様子を見てから立ち上がる私。

自ら誰よりも早く立ち上がったのは初めてです。

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私だけでなく、他のお客さんもほとんどスタンディングオベーション。

この演奏は、生涯忘れられない演奏になると思います。


 

庄司紗矢香さんの「リコンポーズド」は2公演。

126は既に販売予定枚数終了ですが、215はまだお席があります。

あなたも自らスタンディングオベーションしてしまうような衝撃を受けるかも!

 

☞「20歳のLFJレポート(13)」に続きます。