ナントで聴く最後の公演は一番大きなホールにしよう!

それはナントに行く前から決めていました。

会場に入ると鳥のさえずりが聞こえてきました。

鳥が会場に迷い込んでしまったのかな。

そう思っていると、客席で2人の男性が鳥の声を発しているではありませんか!

後から聞いた話ですが、このバードシンガーのジョニー・ラスとジョン・ブコーは、様々な鳥の声を使い分けられるそう。ただただ驚きでした。

鳥のさえずりで盛り上がった会場をさらに沸かせたのは、ヴァイオリンのネマニャ・ラドゥロヴィチとアンサンブル・ドゥーブル・サンスによるヴィヴァルディの「四季」の演奏でした。

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革のパンツを履いたネマニャは舞台上を動き回り、まるでロックスターみたい!

演奏もエキゾチックで、これがクラシックなのかと思うほど。

いつの間にかネマニャの世界に引き込まれ、演奏があっという間に感じられました。

つづいて、ドミトリー・リス指揮のウラル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。

まず、1999年生まれのトランペット奏者、リュシエンヌ・ルノーダン=ヴァリーがオーケストラをバックに朗々とトランペットを鳴らし、お客さんをうならせました。

私より年下の子がファイナルの大きな舞台で活躍しているのを目撃して、人の心を動かすのは年齢に関係ないんだと痛感。

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スメタナの「モルダウ」は雄大な自然の景色を想像させました。

ナントの街にはロワール川が流れています。

川とともに暮らすナントの人々にとって、川をモチーフにしたモルダウはとても親近感のある曲なのではないかと思いました。

チャイコフスキーの「白鳥の湖」組曲は冒頭のオーボエの旋律が有名な曲。

美しさも悲しさも華々しさも兼ね備えており、音楽の表現の無限さを感じました。

アンコールではバードシンガーの2人が加わって、もう一度「白鳥の湖」を演奏しました。

音楽は自然の音と交わることでまた新しい世界を見せてくれるのだなと思いました。

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お客さんはこれでもかと言わんばかりの大きな拍手。

"La Folle Journée"=「熱狂の日」。

まさに熱狂のうちに2016年のナントのLFJは幕を閉じました。

 


 

☞「20歳のLFJレポート(14)」に続きます。