東京のLFJが終わり、その余韻に酔いしれていたいと思いつつ、私はレポートや部活に追われて慌ただしい日々を過ごしています。

そんな中、大学で音楽マネジメントを一緒に学ぶメンバーと、今回のLFJについて振り返っておきたいと思い、集まって話をすることにしました。

私たちは期間中にスタッフとしてお手伝いをさせていただく傍ら、その合間にはお客さんとして公演を聴かせていただきました。

メンバーは現在大学3年の私、久保田由香と小森真帆、2年の内田亜梨沙、堀野友希の4人。

体験したことも感じたこともそれぞれ。話の中でまた新たな発見がありました。

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久保田:LFJおつかれさまでした!

小森内田堀野:おつかれさまでした。

久保田:LFJ期間中は、それぞれ公演を聴きに行ったよね。

小森:私たち4人で聴きに行ったリヒターの公演、どう思った?

堀野:引き込まれた。ヴァイオリンの庄司さんがすごくかっこよかった。

小森:かっこよかったよね。

堀野:公演が終わった後に近くのお客さんが「あ~いいもの聴いたわ」と言っていて、みんなもそう思っていたんだなと思いました。

小森:あんなに広い会場であの人数を引き込むって本当すごくない?

久保田:私はナントでもリヒターの公演を聴いていて、ナントの時はお客さんがスタンディングオベーションだった。日本人は恥ずかしがっていたみたいだけど、お客さんの拍手をする手の位置が高めなのが印象的で...。

小森:確かに!

久保田:気持ち的にはスタンディングオベーションなんだなって。お客さんの心に響いたんだなって思った。

内田:始まってから終わるまでがあっという間で、すごくステージに集中してた感じがした。

堀野:楽章が突然終わるから、終わってシーンとなる瞬間の緊張感がすごかった。

小森:そうだよね。

堀野:5,000人がシーンとなる瞬間は本当に印象的だった。

 

小森:あと、ライトがカラフルだったよね?ピンクとかあった。

内田・堀野:気づかなかった!

小森:多分、季節ごとに色が変わっていたと思うんだけど、そのことがプログラムに書いてあったらなって思った。私、ピアノやっているのに、楽章の変わり目が全然わからなくて。どこまでが「春」とかわかんなかったから、そういうのでわかったら嬉しいなって。

久保田:2人はライトの色に気づかないくらい演奏に引き込まれてたんだね。

小森:普通のクラシックコンサートって、あんまりカラフルなイメージないよね。

内田:カラフルではないかも。

小森:お祭りっぽくて楽しいなって思った。

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(c)teamMiura

 

小森:みんなが一番好きだった公演は?

堀野:私はハイドンの「天地創造」かな。LFJでは2時間の公演って珍しいじゃないですか。でも、あっという間で。私、歌劇団とかもやっているからすごく興味あって行ってみて、終わったときも立って拍手している人とかもいて、いいものを見られたなって。

小森:ちょうど「天地創造」が終わったくらいの時間にツイッターを見てたんだけど、「すごくよかった」ってツイートばかりだった。

堀野:2時間をU-25割の1,500円で見られたからすごくお得でした。

 

久保田:私、一番良かった公演選べない!

小森:なんかパッと出てくるもの!

久保田:んー、同じ歌ものなんだけど、VOCES8の公演はすっごくよかった!

内田:どこのホールですか?

久保田:ホールB5かな。200席くらいの小さいホール。すごくアットホームな感じ。5,000席のホールも圧巻だけど、小さいからこそ距離も近くて。それに、VOCES8がMCを日本語でやっていて。

内田:どこ出身でしたっけ?

久保田:イギリス。カンペを作って読み上げてるって感じだったけど、日本のお客さんに伝えようとしているのがすごく良くて、終わった後も握手できたし。

内田:えー、すごい。

堀野:身近な感じ。

久保田:扉の外に8人が待っていて、列に並んで握手してもらった。

小森:いいな!!

堀野:それはホールAでは絶対ない。

久保田:お客さんとアーティストがすごく近くて、密な関係になれたなって。

小森:私、地上キオスクでは聴いたよ。無料アーティストに混ざって有料公演のアーティストもちょいちょい出るじゃん。毎朝今日は誰が出る!とかチェックしてた。

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(c)teamMiura

 

小森:今回はピアノのリサイタルをめっちゃ聴いた。会議室みたいなG409で。

久保田:一番小さいホールだ。

小森:そこで2回聴いたんだけど、「水」の曲を集めた公演とか部屋全体が水に包まれたみたいな感じで。

内田:世界観に浸れる感じなんですね。なかなかそんなに近くで聴けることってないですよね。やっぱりクラシックコンサートっていうとホールAみたいな。小さいホールで聴く体験は本当に貴重ですね。

小森:ホールAいっぱい聴いていたよね。

内田:大きいホールは迫力とか響きの広がりとか、アーティストもお客さんも多くてその分盛り上がる。小さいホールはアーティストとの距離が近くて、会場に一体感が出る。でも、それぞれの良さがあるなって。

 

小森:そういえば、バードシンガー(注:ジョニー・ラス&ジャン・ブコー)どうだった?

内田:始まる前からお客さんが倍率高いのにチケットが取れてよかったって話をしていて。ヴァイオリンの方とピアノストの方とバードシンガーのお二人の公演だったんですけど、始まる前の演出がすごくて。

小森:演出?

内田:最初はバードシンガーのお二人がいらっしゃらなくて、途中後ろから出てきたんです。一人の方が鳥がいない鳥籠を持って進んできて、鳥籠の扉を開けた瞬間にピュピュピュってすごい迫力で鳥の声が。

小森:すごーい。

内田:ホールの奥まで飛んでいくような響きで。

小森:遠近感まで。

内田:その後4人で演奏が始まって、もちろん鳥の声はすごいんですけど、それプラスで顔の表情や全身を使って表現しているのが人間離れしているというか。

堀野:(笑)あんなの真似できない。どこから声出してるんだろう。

内田:鳥のことを知り尽くしている!

小森:ほぼ鳥だよね。でもバードシンガーって「ナチュール」ならではだよね。

堀野:来年も来てほしいですね。

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(c)teamMiura

 


 

☞「20歳のLFJレポート(25)」に続きます。