話題は、会場の演出やそれぞれの発見へ。

みんな、いろいろ感じるものがあったようです。

2年生の内田と堀野の感覚は新鮮!ちょっと珍しい体験もしたみたい。

小森:そういえばさ、今回、開演のベルが鳥の声だったよね。

久保田:それ思った。

小森:しかも、ホールによって鳥の声が違ったらしいんだよね。

内田:えー、違うとは思わなかった!

小森:終わってから何かで読んだ。でもさ、鳥の声がするだけでめっちゃ自然だよね。

堀野:ナチュール感!

内田:あるのとないのでは雰囲気が変わるよね。

小森:ちょくちょく「ナチュール」の要素あったよね。

久保田:ホールEの前の花とか。

小森:去年なかったよね!近づくとめっちゃいい匂いだった。

久保田:3日目の夜、解体してお客さんに配ってたよ。

内田:素敵!あと、地上広場の植木とかも装飾されていた。

小森:音符が吊り下がっていたりして、可愛かったよね。

内田:会場のいろんな場所にそういうのがあって。

小森:あれ見つけるの楽しいっていうか、嬉しかったよね。「お、こんなところに」って。あとさ、パンフレットの表紙の絵、すごくいいよね〜。

堀野:お客さんへのインタビューでも、四宮さんの絵がすごく素敵だって言ってた。

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小森:ほかに「ナチュール」を感じたところは?

堀野:野音ってどうでしたか?

久保田:周りに緑があってそこにステージがあるから、自然の中で聴いているって感じで、「まさにナチュール!」って気分になった。

小森:そうだよね。

久保田:でも、私が行った渋さ知らズの14時からの公演はめちゃくちゃ暑くて。最終日、すごく暑かったじゃん?

内田:暑かった!

久保田:私、指定席を買ったんだけど、自由席の人はみんな日陰のほうに座ってて。

小森内田堀野:(笑)

久保田:いいなって思った。私も日陰の方に座りたかった。

小森:でも、雨降らなくてよかったよね。

内田:中日が雨の予報だったから、ひやひやした。

小森:野音って、ロックなイメージがある。

堀野:でも、渋さも林英哲さんの太鼓も、クラシックって感じではないよね。

久保田:私、オーケストラとか野音で聴いてみたいな。前にテレビで夜の野外ステージでオーケストラが弾いているフェスティバルの模様をやっていて。お酒とか飲みながら聴いているの。

小森:夜なら星も見えるじゃん。

久保田:夜だから終わった後に花火とかもやっていて。

小森内田堀野:えー!

久保田:都心だからそれは無理かもしれないけど、夜の野外いいな。

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内田:全体を通して思ったことなんですけど、お客さんとして1日この公演に行くってすると、その後、半券を使ってまたコンサートを見られたり、お目当ての公演を見るだけで終わらないっていうか。「この公演よかったね」だけじゃなくて、「1日楽しかったね」ってなるのがいいなって私は思います。コンサートの時間もそうだし、その後もご飯食べて「この公演はこうだったよね」って話しあえる時間、というか思い出。その思い出っていうのがいいなって。

堀野:私、最終日は結構自由に回っていて、エリアコンサートを聴いていたら、1人で来ている女性に話しかけられて。

小森:(笑)

堀野:「このプログラムは何?」ってところから会話が始まったんですけど。その女性はLFJ自体を知らなくて。友達とご飯を食べた帰りに、たまたま来ていたみたいで。そうやってフラッと立ち寄れるクラシックコンサートって、LFJだけだなって思って。「何時くらいまでやっているんですか?」って聞かれて、「一番遅いものだと、23時くらいまでやっている」って言ったらすごく驚かれて。「朝の9時から夜の23時までやっている」って言ったら、「そんな1日中やっているんですか!」って驚かれて。LFJは特別なんだなって。

小森:普通そんなやってないもんね。

内田:決まった時間。2時間とか。

小森:エリアコンサートって東京国際フォーラムに近い会場はLFJに来ている、LFJのプログラムを持った人が行っているけど、丸ビルとか少し離れた会場だと買い物客とかがフラッと立ち寄っているって感じだったかも。

内田:お客さんを見ていると、親子三世代で来ている方が多いなと思って。GWに三世代でクラシックをみんなで聴けるってなかなかないな、素敵なことだなって。GWを三世代で楽しめる場ってないと思う。それに、友達と来ても楽しめるし。

小森:カップルとか熟年夫婦とかもね。一人でも来やすいし。

内田:いろんな楽しみ方がある。

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内田:今年初めてスタッフとして関わらせていただいて、楽屋番をしていていた時にホールではリハーサルと本番が繰り返されていて。しかも、アーティストを支える裏方の人ってすごく動いているんだなって思った。

小森:ずっと動いているよね。

内田:トラブルにも落ち着いて1個ずつ対処していて。お客さんとして見ているときはアーティストの演奏ばかりに目が行っちゃうんですけど、それを支えている裏方の人が何人もいて。だからこそ、ああいうクオリティのものができて、お客さんも楽しめるっていうのがわかってより感動しましたね。

久保田:私、リハーサルを聴いていて思ったのは、すごく練習が濃密だなって。LFJでは海外のアーティストがわざわざ日本に来て、準備してきた曲をほとんど1回しかやらない。1回しかやらないからこそリハーサルもすごく密で、指揮者もここはこうしてって何回も止めてやり直したり、アーティストも集中していてそれがいいなって。その1回に懸けるパワーが強いなってすごく思った。

小森:あんなにひっきりなしに本番と本番の間にリハーサルしているって、知らなかった。

堀野:前の公演のアーティストが捌けたら次のアーティストが来て、余韻に浸る余裕もなくてびっくりした。

小森:タイムスケジュールもびっちり書いてあったし。

久保田:日本は時間がきっちりしているなって思った。ナントでは開演時間5分押しは普通。10分遅れることもあったし。日本は開演時間ぴったりに始まるのがすごいなって。

堀野:日本と感覚が違う。

久保田:あと、ナントは突然始まる。日本は開演のベルがあったけど、ナントは急にライトが消えて「あ、始まるんだ」って感じだった。

小森:でも5分10分遅れたら、LFJの形式だと厳しいんじゃない?

久保田:全部ずれていく(笑)。多少延びた公演もあったけど、次の開演時間はぴったりだから日本人の性格が出ているなって思った。

 


 

☞「20歳のLFJレポート(26)」に続きます。