え?もうCDになってるの?

(2つ前の記事とあわせてご覧ください)

会場の一角にあるCDショップ前に大きな看板が立っています。
NOUVEAU(つまり「新譜」)とあって、その下には29枚のジャケットが。うーん、どれも同じデザインだな。今回のコンサートが、また出ますからよろしくね!という宣伝だな、と思ってよく見ると、どうやらコンサートの翌日にはすぐに売りますよ、ということらしい。どういうこと?

(後日追記)記者発表で来日した際、マルタンさんにうかがったら「早いものでは、コンサートが終わって30分後には並んだものもあったよ」だって(驚)。

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どうも、このショップの裏に「CD(-R)生産工場」があるらしいです。いやもう、素晴らしい新機軸。コンサートに来て演奏に感激したら、その演奏自体をもう一度聴きたくなりますよね。それを満足させてくれるシステムでしょうけれど、それを一回のコンサートではなくて、次から次へとコンサートが行われるラ・フォル・ジュルネでやるのか。恐るべし、ルネ・マルタン。

203_nouveau2.jpg4枚ほど買ってみました。

1)1日目の夜に行われた、シューベルトの曲をロックやジャズで演奏するコンサート。これは若手ピアニストのジャン=フレデリック・ヌーブルジュが、彼らのところにいって演奏やアレンジなどのアドヴァイスをしながら、一緒に音楽を作り上げていくというプロジェクト。東京国際フォーラムで昨年末に行われた「ハルモニア杯バンド・アレンジ部門」のアイデア元になっています。
2)やっぱり「レネゲイズ・スティール・バンド・オーケストラ」の演奏は欲しい。これは通路のステージではなく、ホールで行われたコンサートのライヴ(らしい)。
3)通好みかなと思ったら意外に人気があった、クリスティアン・ジーベルト指揮による男声合唱曲のコンサート。ピアニストのフランク・ブラレイがその間でピアノ曲を弾き、シューベルティアーデの再現をしたプログラムです。東京でも同じコンサートがあります。
4)昨年の東京ラ・フォル・ジュルネにも登場した、フランスのオーケストラ「レ・シエクル」(指揮はフランソワ=クサヴィエ・ロート)のコンサート。シューベルトの「未完成」ほか。「レ・シエクル」は、「PRESTO」というテレビの音楽番組に出演し、こちらではとても人気があるようです。

もちろんアーティストによってはCDレーベルとの契約などがあって、どのコンサートもすぐにCDで売りますからというわけにはいかないんですが、それにしても、これは日本でもやるのだろうか?という興味がわいてきます。


203_nouveau3.jpg新しいCDが追加されると、たちまちショップ(そんなに広くはない)が人であふれ、前には待っている人だかりができます。ちなみに売り切れになっていたのは(枚数限定だったのか、時間限定だったのか)庄司紗矢香さんの出演したコンサート。彼女はこちらでも大人気で、この写真を撮っているときにも「SAYAKAの国の人なの?」と声をかけられました。「彼女は日本に住んでいないので、東京にいる人間もなかなか聴けないんです。ここで聴けるのはとてもラッキーだと思いますよ」と教えてあげたらビックリしていました。


2年ほど前だったか、ロンドンでジョン・エリオット・ガーディナーという指揮者がモーツァルトのコンサートを行ったとき、前半の曲を録音し、コンサート終了後のロビーで販売するという「実験企画」をしたことがありました。今回は「USBメモリ」を持ってきてダウンロードできるというところまで来ました(なんだか、自分で入れるガソリンスタンドみたいですね)。さあ、どうなる、どうする、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。すべては、まだルネ・マルタン氏の頭の中です。


(yamao)

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