今年のラ・フォル・ジュルネでソロのコンサートを2回行った田部京子さんが、読売日響メンバーによる弦楽アンサンブルとの共演で、ピアノ五重奏曲「ます」を演奏されました。みなさん、とっても楽しそうに演奏されていて、羽が生えたような軽やかな演奏を聴いていると、まるで自分の体がふわふわと浮いていくかのようでした。「ます」を耳で存分に味わうことができました!
シューベルト作品の録音も多い田部さんに、同じシューベルトでも、ソロとアンサンブルでは、演奏する上での大きな違いがあるのか尋ねてみました。「この『ます』と先日演奏したソロの曲は、音楽の性質が全然違います。晩年に作曲されたソナタはとても内省的ですが、『ます』は明るく開放的で、楽しみの権現のような曲です。ピアニストは1人で音楽を作りあげていくことが多いですが、室内楽などアンサンブルでは、多くの共演者の方たちとお互いに刺激しあって音楽を共有できる時間が持てる、というのが大きな違いだと思います」と、演奏を終えられての満足感も手伝ってか、本当に楽しそうに答えてくださいました。







