白井光子さんの無念と感謝
2回のコンサートを行った白井光子さんとハルトムート・ヘルさんでしたが、やや残念なことに万全の調子ではありませんでした。ナントで約2年ぶりのコンサートを行い、日本のラ・フォル・ジュルネを本当に楽しみにされていただけに、ご本人のくやしがりようといったらもう......。
2つ目のコンサートだった「冬の旅」は、あまりにも体力的に過酷であるという判断から、急遽プログラムが変更に。コンサート前に白井さんから「どうしても歌い通すことができないので、2日前のコンサートと同じ曲目で許してください」というひと言があり、残った時間はヘルさんがひとりで「冬の旅」を全曲演奏するという異例の展開。白井さんもピアノの横に座り、「菩提樹」では静かにハミングで、後半の数曲だけピアノと一緒に歌を。
ホールD7という比較的小さなホールだからということも作用していたのでしょうが、それはそれは白井+ヘルのデュオを中心に、客席が心を通わせた時間となったのです。歌手のコンサートとしては確かに万全ではなかったけれど、そのために通常のコンサートにはない交流の雰囲気が生まれ、終演後の拍手が実にあたたかく聞こえたのは、決して偶然のことではなかったように思えますよ。
終演後、「本当にお客様には申し訳なくてねえ。なんだかくやしいわねえ。あんなにみなさん拍手していただいてねえ」と何度もおっしゃっていた白井さんとヘルさん。このお二人の慈愛あふれる微笑みが、こうしたトラブルが起きても客席の心をつなぎとめているのかもしれないなと、やや納得。
次回の来日公演でぜひ本当に復活を!
2つ目のコンサートだった「冬の旅」は、あまりにも体力的に過酷であるという判断から、急遽プログラムが変更に。コンサート前に白井さんから「どうしても歌い通すことができないので、2日前のコンサートと同じ曲目で許してください」というひと言があり、残った時間はヘルさんがひとりで「冬の旅」を全曲演奏するという異例の展開。白井さんもピアノの横に座り、「菩提樹」では静かにハミングで、後半の数曲だけピアノと一緒に歌を。
ホールD7という比較的小さなホールだからということも作用していたのでしょうが、それはそれは白井+ヘルのデュオを中心に、客席が心を通わせた時間となったのです。歌手のコンサートとしては確かに万全ではなかったけれど、そのために通常のコンサートにはない交流の雰囲気が生まれ、終演後の拍手が実にあたたかく聞こえたのは、決して偶然のことではなかったように思えますよ。
終演後、「本当にお客様には申し訳なくてねえ。なんだかくやしいわねえ。あんなにみなさん拍手していただいてねえ」と何度もおっしゃっていた白井さんとヘルさん。このお二人の慈愛あふれる微笑みが、こうしたトラブルが起きても客席の心をつなぎとめているのかもしれないなと、やや納得。次回の来日公演でぜひ本当に復活を!




