来年のテーマは「バッハとヨーロッパ」!

 最終日の本日14:30より記者発表が行われました。現時点での来場者数は63万4千人(丸の内・周辺エリアのイベントを除く)、チケット販売数は221公演で18万枚!
 さて、みなさまお待ちかね、ルネ・マルタン氏より来年のテーマの発表です!

506_nextyear.jpg ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2009のテーマは「バッハとヨーロッパ」。これまで来場者アンケートで「取り上げてほしい作曲家」ナンバーワンだったバッハが、ついにラ・フォル・ジュルネに登場します!
 でも単にバッハの作品をずらっと並べるだけではありません。バッハの作品はもちろんたくさん登場するとして、それにプラスしてさまざまなテーマ性が盛り込まれています。記者発表で挙げられた点を以下に。

1. バッハが影響を受けた作曲家、交流のあった作曲家たち。

 ヴィヴァルディ、マルチェッロ、ブクステフーデ、テレマン、クープラン、ラモーなど各国のバロック期の作曲家たちが登場します。

2. 19世紀から20世紀におけるバッハの編曲作品。

 リストやブゾーニ、さらにはストコフスキも。多彩なバッハ・トランスクリプションを楽しめそうです。

3. バッハの息子たち

 カール・フィリップ・エマヌエル、ヴィルヘルム・フリーデマン、ヨハン・クリスティアン......。バッハは大バッハのみにあらず。

4. 3人の作曲家への新作委嘱

 今年のシューベルトに続いて、新作の委嘱が行われます。作曲家はだれになるんでしょうね~。

5. 古楽器オーケストラとモダン・オケ

 同じ演目をピリオド・スタイルとモダンなスタイルの両方で聴き比べるのもまた吉。

6. ジャズ・ミュージシャンによるバッハ

 小曽根真さんがナントと東京で「フーガの技法」または「ゴルトベルク変奏曲」を題材とした演奏を行うとの最新情報あり。

 いや~、今日の記者発表だけでももうワクワクしてきました。来年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」も盛り上がりそうです! あっ、でも今年もまだあと何時間かありますよ~。

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