魅せるステージ

 ホールA〈ボードレール〉で、フェイサル・カルイ指揮、ラムルー管弦楽団によるサン=サーンスの「死の舞踏」とラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」「ラ・ヴァルス」「ボレロ」という、題名を見ただけでも大変エキサイティングなプログラムがあるので、聴きに行ってきました。
 カルイさんは颯爽とステージに登場し、踊るように指揮をし、ラムルー管がそれに応えます。アンコールでは、ビゼーの「カルメン」より前奏曲が演奏され、そろそろ曲が終わるかなというところで、オケが演奏中なのにカルイさんが指揮台を離れて下手(しもて)へ向かっていってしまったのにはビックリ! でもオケは最後までガンガン演奏し、最後の音を弾き終えたと同時に一斉に立ち上がり、会場は否が応にもとっても盛り上がりました!
 演奏だけでなく、そのパフォーマンスにも魅せられたコンサートでした。

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