みずみずしいモローのチェロ朝バージョン

「ゴーリキー」G409の朝一番の公演、チェリストのエドガー・モローと、ピアニスト、ピエール=イヴ・オディクのコンサートに行ってきました!
17歳にして、昨年2011年のチャイコフスキー国際コンクールで見事第2位に輝いたモローと、最優秀伴奏者に選ばれたオディク。若いって素晴らしい!朝からとってもフレッシュ!

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二人が演奏してくれたのは、ラフマニノフのチェロ・ソナタ ト短調 op.19。
この曲、とっても素敵です。「チェロ聴いてみたいなぁ」という人にとっては、
チェロのイメージを豊かに膨らませてくれると思います。時に甘く、そして時に激しく・・・
チェロの音色って、人の声に近いと言われますけど、
モロー君の奏でる旋律は、まさに彼の内側の声そのもののように響きました。
みずみずしくて、繊細。でも大胆にも歌ってくれる。安定した音程も魅力♪
そしてオディク君の魔法のようにホロホロホロと生まれる優しいピアノの音色。
さすが、デュオを組んでコンクールを乗り越えてきたお二人!

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楽器をかまえる姿も美しいですねぇ。
終演直後のお二人に直撃!
「朝一番の演奏会いかがでしたか?」


モロー 「いや~難しかったぁ!」
オディク 「うん、難しかったね~ほんと。でも雰囲気よかったね~」
モロー 「よかったよかった~」
仲良しな二人♪
難しいとおっしゃりながら、とってもリラックスした素敵な空間を作り出してくれました。

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