ナントの巨大な象

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ナントには「ラ・フォル・ジュルネ」以外にも注目されているアートな活動があります。
こちらは巨大機械を制作するナントのパフォーマンス集団「ラ・マシン」による「象」。日本のテレビで紹介されたこともあるのでご存知の方もいるかもしれません。
この巨大な象、人間を乗せて動くんです。この象に乗って、メリーゴーランドまで運んでくれるアトラクションがあるのだとか。
ただし、ちょうどこの時期はメンテナンス中ということで、このようにあられもない姿をあらわにしておりました。
「ラ・マシン」の作品は、2009年の横浜開国博Y150で巨大なクモが来日したことがあります。
巨象といい、巨大クモといい、男子のロマンを感じさせてくれます。次作は巨大ダイオウイカを希望!

ボンジュール、ナント!

ボンジュール、 ナント!
今年もやってきました、ラ・フォル・ジュルネの本場ナントでの音楽祭。

東京の音楽祭は10周年ですが、ナントでも20周年という節目の年を迎えます。
今年のナントのテーマは、「峡谷から星たちへ DES CANYONS AUX ÉTOILES」。
これはフランスの20世紀の作曲家オリヴィエ・メシアンが作ったオーケストラ曲のタイトルなんです。アメリカ建国200周年の記念として、1971年に依頼されて書かれた作品。

つまり、そう。今年のナントは「アメリカ音楽」のオンパレード!
これがプログラムのデザインであります。

ご存知「ウェスト・サイド・ストーリー」のバーンスタイン(プログラムの中央でキメキメの男性)や、「ラプソディー・イン・ブルー」のガーシュインはもちろん、アメリカに亡命したラフマニノフやドヴォルザーク、20世紀を代表するジョン・ケージらが大集結! そしてなんといってもジャズやブロードウェイ・ミュージカルまでカヴァーされたコンサートが並びます。なんとゴージャス。

音楽祭のレポートは、1月31日(金)、2月1日(土)、2日(日)の様子をお伝えします。
が、日本の取材陣は30日に到着。いち早く夜の会場を訪れてみました!

21時過ぎですが、会場の「シテ・デ・コングレ」周辺は多くの人々の姿が。

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一歩中に入ると、「セントラルパーク」と名付けられた(!)会場中央のステージで、吹奏楽がガーシュインの「パリのアメリカ人」を演奏中。まだたくさんの人が会場で夜のひと時を楽しんでいます。

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1900名を収容する一番大きなホールで、ベレゾフスキーのピアノ独奏、リス指揮ウラル・フィルによる「ラプソディー・イン・ブルー」、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番のコンサートがあるので、行ってみました。

ナントでも日本でも大活躍のベレゾフスキーさん。あいかわらず大きな身体でフル・コンサート・グランドのピアノ(通称フルコン)がフルコンに見えません。

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ガーシュインではベレゾフスキーさんのジャジーな遊び心と、とき折聴かせるお洒落な音色、そしてリスさんとの呼吸ぴったりの演奏に、会場は「フゥー!」「ブラボー!」「ピュー!(口笛)」の大喝采。ラフマニノフもピアノとオーケストラの繊細なる掛け合いがお見事。あっと言う間の1時間でした。

ところで、20周年のナントでは、こんな3枚組の記念CDが作られているんですね。バッハからドビュッシーまで。聴きごたえタップリのお土産です。

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2014年の公式レポートブログがスタートします!

今年もラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭の様子をこのブログで随時レポートしていきます。
2月中旬の記者発表会以降、ゴールデンウィークの音楽祭開催中まで、随時現場の様子やインタビュー、耳寄りニュース速報など、LFJにまつわる様々な情報をお届けしていきますのでどうぞお楽しみください!
まずは、フランスのナント市で開催されます、ラ・フォル・ジュルネの様子をクラシックソムリエが現地からお届けいたします。
本場の熱狂の様子を是非ご覧下さい。

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