波乱万丈?!マスタークラスも行われました!

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 「熱狂の日」音楽祭2006もあと数時間で終わるという6日の夕刻、レポーターE.M.は失態をやらかしてしまいました。というのは、この音楽祭の教育プログラムともいうべき、出演アーティストによるマスタークラス(公開レッスン)の取材に間に合わなかったのです!

 期間中、毎日ひそかにホールB "サロモン"で行われていたこのレッスン・シリーズ。筆者は最終回のケフェレック氏のピアノのレッスンをお目当てに、他の仕事(=記事の更新)を終え、ぎりぎりで駆け込んだつもりだったのですが・・・会場に着くとホールはもぬけの殻。のけぞりかえる筆者を前に、スタッフが

『もう終わりましたよ」

と至近距離からデッドボールを投球。くぅッ痛すぎます。。どうやら、開催前に筆者が得ていた情報が、期間中に変更されていたようです。しかも講師に予定されていたケフェレック氏が、直前に同じくピアニストのシュトロッセ氏に変更されたらしく、その情報収集がまったくできていなかったことを悔いたのでした。

 それでもどんな様子だったか知りたいし、レポートをご覧くださっている方にもお知らせしたいと思い、レッスンを聴いていらした方に少しお話を伺いました。それによると、5月6日のマスター・クラス最終回は、音大生の女性が「ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.333」を演奏し、それに対してシュトロッセ氏が音楽的・技術的な両方面から指導されたそうです。会場にはピアノが1台。生徒さんに代わって氏がお手本を演奏することもあったようです。入場は無料ということもあり、会場には聴講を希望する大勢のお客様(250人以上!)がつめかけ、入場制限せざるを得なかったそうです。そのため、中に入れなかったお客様もいらっしゃったとか・・・(無念!)。その熱気を味わえなかったことも筆者にとっては残念でなりませんでした。

 ちなみに5日に行われたピアニスト、フランク・ブラレイ氏のレッスンには、ちょっとした…どころかとんでもないハプニングがあったそうで。。なんと、

生徒さんが来なかった!!

という仰天の事実。どうやら生徒さんは日にちを間違えていたらしく、レッスンが始まる5分前に「行けません」と連絡がきたとのこと。その場の空気がどうなったのか、もはや想像すらできませんが(・・・そんな状況コワすぎる)、その時間は結果的にブラレイ氏のリサイタル&質問コーナーになったそうです!!よってレッスンを聴講に来た人たちは、ブラレイ氏の演奏がタダで聴けちゃったというワケ。果たしてどちらがよかったのか分かりませんが、こんなビックリ!な出来事もあったのです。
 ちなみにブラレイ氏の公演、筆者は聴くことができませんでしたが、レポーターのE.N.が6日のソロ・コンサートを取材に行ったものを記事にする予定ですので、しばらくお待ちください♪取材から帰ってきたE.N.は案の定、目がハートマークになっていました(笑)。そして興奮しながらいそいそと記事を書いていたのですが、途中でパソコンの電源が落ち、書き上げかけたデータも一瞬にして宇宙のはるか彼方へと葬り去られるという大惨事に見舞われたため、更新が遅れているということを付け加えておきたいと思います。こちらは愛がありすぎたがゆえの(?)ハプニングでした。E.N.、がんばってね。
(E.M.)

その後、ようやくE.N.が書き上げたブラレイ氏へのラブコール

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