キラリと光るみずみずしさ

 コンサートのスタートは21時。それでもコンサートホール内は満員。
 そのコンサートとは、葉詠詩(イプ・ウィンシー)さん指揮、90年に創設された香港シンフォニエッタとのコンビが、若くてとってもキュートな木嶋真優さん(vn)を迎えて行われたもの。プログラムはディヴェルティメント K.136、ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド K.269、ヴァイオリン協奏曲第4番 K.218の3曲。

 最初にオーケストラだけでディヴェルティメントが演奏されたあと、木嶋さんがステージに登場。タイプの違う2曲を見事に弾ききっていました。特に協奏曲第1楽章のカデンツはまるで音がきらきら光っているかのようで、それがあまりにもすばらしく、今が第1楽章であることを忘れて、レポーター、思わず拍手をしてしまいそうになりました(マジです)。パンッ!と音を出す前に気づき、あわてて手を引っ込めたのは内緒です。
 もう夜なのに、若葉が太陽を浴びてキラッと光っている……このコンサートでは、そんな光景に出会うことができました。

ヴァイオリン協奏曲の演奏を終えて……


 どうしても木嶋さんにお会いしたい!と、終演後に楽屋潜入しました。本当はインタヴューをしたかったのですが、大変あわただしくお忙しそうだったので、せめて写真だけでも!と、1枚撮影させていただきました。
 ブルーのドレスが似合っていて、笑顔がかわいらしい方でした。(Y.M.)

本日のソリスト、木嶋真優さん

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