エキゾチックビューティ・ピアニスト再来

サロンのような雰囲気が好評の相田みつを美術館でのコンサート、本日最後の公演は昨年好評を博したスリランカのピアニスト、シャニ・ディリュカさんの登場です。
「12のレントラー」、そしてピアノ・ソナタ第13番という舞曲的な二曲を、力強いタッチと大胆な曲作りで演奏。シューベルトは大人しい、というイメージを塗り替えるような、情熱的なピアノで聴衆を魅了していました。アンコールには彼女の得意とするグリーグの「トロールの行進」、シューベルトの「即興曲」を披露。なんて贅沢。

en_20080502_51.jpg相田みつをの作品の前で。いつ見ても美しいです。
いつも哲学的な言葉を残すディリュカさんに、シューベルトについて尋ねると、「子供の頃、とてもシューベルトが好きだったの。彼は現実世界では悲しく、辛い思いをたくさんしたけれども、いつも夢と希望を持ち続けていたのだと思う。嬉しいときも悲しいときも、流す涙は一緒でしょう?」との答え。うむむ、今年も素晴らしい名言がいただけました。
ちょっと意地悪な質問、グリーグとシューベルトどちらが好き?「それは難しい質問だわ」と苦笑いしていました。

シャニ・ディリュカさんは、金沢含め今年も連日出演します。そして何と、明日17:40よりミュージックキオスクに登場します!これは絶対に見逃せませんよ!!

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