ルネ・マルタン氏のおすすめはこれだ!

記者発表の夜は、毎年の恒例になっている「クラシックソムリエ・サロン」の開幕ですね。ルネ・マルタンさんをゲストに迎え、フレンズ会員の中から抽選で選ばれた約200名のラッキーな皆さん(今年はなんと、過去最高の応募数1,400名あまり!)を前に、今年のラ・フォル・ジュルネについてトークが繰り広げられます。

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フレンズ会員の皆さんにはこれがまさに、今年最初の「ラ・フォル・ジュルネとの遭遇」になるわけで、それはもう例年にも増して熱心にトークを聞く姿が印象的。

そして、それに応えるかのように熱く語り、そして次々とおすすめの曲やアーティストを高級オーディオでかけまくるルネ・マルタンさん。走り出したらもう止まらない止まらない、熱血ルネのDJタイムでございます。

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それでは、当日に紹介された曲を一挙にご紹介しましょう。
これすべて、ルネ・マルタンさんの「イチオシ!」ですよ。
ラ・フォル・ジュルネでお聴きのがしありませんよう!
特に作曲家名を明記していないものは、すべてJ.S.バッハの作曲です。
また曲名の後ろにある3ケタの番号は、その曲が取り上げられるコンサートの番号になります。ただしこれは2月17日現在のものですので、チケット購入などの際には必ず最新の情報をご覧ください。



[前半]

1)平均律クラヴィーア曲集・第1巻第8番 BWV853より前奏曲
  [ピアノ演奏] → 153、256、337、373
  [L.ストコフスキー編によるオーケストラ演奏] → 213

2)管弦楽組曲第3番 BWV1068よりアリア[G線上のアリア] → 121、143

3)「マニフィカト」BWV243より → 145、223、345

4)カンタータ第8番「愛する神よ、われいつの日に死すや」 BWV8より
5)平均律クラヴィーア曲集・第1巻第10番 BWV855より
    プレリュード(A.シロティ編)

 →この2曲は、マルタンさんがお気に入りの曲としてかけたのですが、残念ながら今回のラ・フォル・ジュルネでは取り上げられません。


[後半]

6)ブクステフーデ作曲:受難曲「われらがイエスの御体」 BuxWV75より
    「手」 → 147、246

7)ゴルドベルク変奏曲 BWV988よりアリア
  [チェンバロ演奏] → 369
  [ピアノ演奏] → 132、158、228、252、326
  [D.シトコヴェツキ編による弦楽三重奏] → 152、332

8)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004よりシャコンヌ
  [無伴奏ヴァイオリン演奏] → 382
  [F.ブゾーニ編によるピアノ演奏] → 155、279
  [齋藤秀雄編によるオーケストラ演奏] → 213

9) 管弦楽組曲第3番 BWV1068よりアリア[G線上のアリア](R.ロイシャー編によるギター+オーケストラ演奏) → この曲(ヴァージョン)も残念ながら演奏されません。

10)ミサ曲ロ短調 BWV232より「十字架に磔られ(Crucifixus)」
     → 146、216

11)フルート・ソナタ BWV1031より
     第2楽章「シチリアーナ」(W.ケンプ編によるピアノ演奏)
     → 253、274

12)無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007より「プレリュード」
      → 135、255、267、268、356

13) ミサ曲ト短調 BWV235より「世の罪を除かれた方よ(Qui tollis)」
      → 145、312、345

14)「ヨハネ受難曲」 BWV245よりコラールとフィナーレ → 247、346

15)A.マルチェッロ作曲:オーボエ協奏曲ニ短調より
     第2楽章(J.S.バッハ編によるピアノ演奏) → 253、274


そして「特におすすめ!」のアーティストは次の通り。
タチアナ・ヴァシリエヴァ(チェロ)、ファニー・フラマジラン(ヴァイオリン)、パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)、ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)、モード・グラットン(チェンバロ)、バンジャマン・ペロー(指揮)アンサンブル・ラ・レヴューズ


さあ、この曲と名前を覚えて公演をチェックです!


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