これは見ないと損かも!「バッハの素顔」展

相田みつを美術館といえば、ラ・フォル・ジュルネ・ファンにとっては「もっともチケットがとれないコンサート会場」として有名。コンサートは夕方からなので昼間は通常のように相田みつを作品を展示していますが、今年は美術館の「第2ホール」で、スペシャル企画である「バッハの素顔」展が開催されています。

「ふーん、バッハの肖像画とかバッハが活躍した街の様子がわかるとか、それともバッハの自筆楽譜でもあるのかな」と思っている方、いや実は、もっと興味深い展示物が。

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これは、会場内の写真ですけれど、有名な3枚の肖像画はもちろん、そこから模写したと思われる、19世紀までに描かれたJ.S.バッハの肖像画が数点。これが、なんか「伝言ゲーム」のようになって「え?これ、バッハ?」という具合になっているものもあり......ちょっと笑えますけれど、なかなかお目にかかれないシロモノ。

右の彫像は19世紀にバッハのお墓から頭蓋骨を拝借して復元したという、なかなかイケメンな胸像。きりっとした凛々しい顔立ちですから、実際に対面してみてください。女性は「ハート、キューーン」かも。

そして写真の奥の方に見えるドアを入ると、そこには......(以下、会場でお確かめを)。


手前にあるのは、バッハが持っていた楽器リストをもとに復元したというクラヴィコード。家具のような鍵盤楽器です。会場にはこのほか、チェンバロやヴァージナル(小型のチェンバロ)なども展示されており、弾き比べのコンサートも行われていますから、めったに聴けない楽器の音を聴くチャンス。



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こちら、展覧会の企画と監修をされている音楽学/音楽評論の澤谷夏樹さん。
「会期中は会場におりますから、お気軽に声をおかけください。場合によりましたら、その場で展示物の解説などもしますし、コンサートでは楽器の紹介もいたしますよ」ということです。有料コンサートのチケットがあれば入場料は割引されますよ。

展覧会の詳細は、こちらをご覧ください。館内でのコンサートやトークなどは「イベント情報」をクリック。
へぇ、クラヴィコードのミニ・コンサートって、こんな雰囲気なのか!





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