ヴィオラ・ダ・ガンバ、発見。

レポート・チームはコンサートやバック・ステージだけではなく、時間があればカメラを手にして会場内を歩き回っています。そんなところから思わぬ光景に遭遇するのですね。

展示ホール「リューベック広場」を眺めつつ歩いていたのですが、

ん?・・・
505gamba1.jpg
あれはなんだ?・・・
505gamba2.jpg
おおお、ヴィオラ・ダ・ガンバではないですか。
ルネサンスやバロック音楽時代に活躍した楽器で、サイズもいろいろ。左はチェロのようなサイズですが、右の楽器などはヴァイオリンをわざわざ立てて演奏しているように見えてしまいます。この、いろいろなサイズと音域をもったガンバを集めて合奏をするのが、ガンバ・コンソート。
505gamba3.jpg
ヴィオラ・ダ・ガンバは、↓ この楽器です。チェロのようですが、弓を持つ手の形がチェロとは違うんですよ。
505gamba5.jpg
しかしながら広いステージの中央に集まって、井戸端会・・・いやいやいや、会話をするようにひそやかな音楽を奏でているのは、かなりおもしろい光景です。コンサートではリーダーの神戸愉樹美(かんべゆきみ)さんが楽器についてのトークをして、たくさん集まった聴衆にガンバのチャームポイントをアピール。
505gamba4.jpg

今年のラ・フォル・ジュルネはバロック音楽の時代がメインであるため、過去4回には登場しない楽器もたくさんあったはずです。こんなところで歴史と楽器の変遷の関係を考えてみるのもおもしろいですね。



Tokyo International Forum 東京国際フォーラム