前衛的な音楽? それとも古典的な音楽?

ストラヴィンスキーとプロコフィエフとなると、わりと前衛的な音楽かしら?と思っていたら、ストラヴィンスキーのプルチネルラ組曲は18世紀のイタリアの音楽を素材にしてるからか、ものすごく古典的な作風。でも、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番は新古典主義的な作風とは言われてますが、そんな感じには思えないほど、随所に20世紀音楽が感じられる作品。

まず前半には、ストラヴィンスキーとは思えないほどの、愛らしい曲が、パリ室内管弦楽団によって演奏されました。もうその音楽にメロメロ。聴きながらあまりの愛らしさに一人プルプル震えてました(笑)。
後半はイェウン・チェさんのヴァイオリン・ソロで協奏曲が。チェさんが表現するこの作品の柔剛が鮮やかに表現され、細かな表現も含め、あっぱれでした。

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