「私たちはバッハへの尊敬で繋がっている」シャオメイ・シュ

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シャオメイ・シュさんは、バッハを深く敬愛してやまない音楽家です。前回のラ・フォル・ジュルネでは、独特のアプローチでゴルトベルク変奏曲などを演奏されたので、ご記憶の方も多くいらっしゃるでしょう。西洋の方は老子を、東洋の方はバッハをかならず学ぶとよいでしょうね、と昨年の来日の折に語っていました。さて、今年のテーマはショパンですが、彼女はやはりバッハとともにプログラムを組んでいます。

たまたま通りかかったところを呼びとめて、短いインタヴューをお願いすると、快く応じてくださいました。「今年はパリのシャンゼリゼ劇場でのコンサートの準備と重なってしまい、日本にうかがえなくてとても残念です。みなさんに忘れられてしまうのではないかしら?」とシャオメイさん。「ショパンの作品を理解し、演奏することはとても難しいけれど、バッハへの尊敬とその音楽の研究を通じて、ショパンと私には接点がある」と語っていました。

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