恒例、ルネ・マルタンのクラシックソムリエ・サロン

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今年も東京国際フォーラムで開催されました、ルネ・マルタンさんのクラシックソムリエ・サロン! 広いホールB5が埋まるくらいの盛況ぶり。相変わらず人気がありますね~。
このクラシックソムリエ・サロンでは、マルタンさんが持ち寄った音源をかけながら、今年の音楽祭について聴きどころを語ってくれます。一般のお客さまが対象とあって、記者会見とは一味違ったリラックスした雰囲気で、あたかも友達に「ほら、この曲、ステキでしょう?」と語りかけるように、次々と作品と音源を紹介してくれました。司会は田中泰さん。

チャイコフスキーの交響曲第5番やピアノ協奏曲第1番、ストラヴィンスキーの「春の祭典」、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番などなど、たくさんの曲が挙げられたのでとても全部は書き出せませんが、たとえばチャイコフスキーが親友ルビンシテインの死を悼んで書いたピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」と、今度はラフマニノフがチャイコフスキーを追悼して書いたピアノ三重奏曲第2番といったように曲の関係性を紹介されると、両方を聴きたくなってきます。
ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番の第2楽章アンダンテも印象的でした。とてもショスタコーヴィチとは思えないくらいの優しい曲なんですね。当時17歳だった息子さんのために作曲したんだかと。

「ルネさんへの質問」として「渋さ知らズをどこで知ったんですか?」というのがありました。
「実はナントのジャズ・フェスティバルに渋さ知らズが出演したのを聴いて、それでLFJに招こうと思ったんだ」
マルタンさん、恐るべし!

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