背の低いコントラバス?

B7ホールで素晴らしいベートーヴェンを聴かせて下さったルードヴィヒ チェンバー プレイヤーズの皆さんですが、「コントラバスの大きさが普段のオーケストラで見るより小さいのではないか?」という気になる事があったのでコントラバス奏者の幣隆太郎さんご本人に直撃質問をしてきました。すると、「座って弾いていたので、エンドピン(楽器を支えるピン)を短くしていただけですよ」とのお返事が。確かに、短い!contrebasse.jpgなるほど、色々と知らない世界があるものだなと納得。

それにしてもブログ隊、意外とマニアックな着眼点もってます。

初登場!若手ピアニストのホープ、ゲニューシャスさん

かの 有名なショパン国際コンクールで、第二位に輝いたゲニューシャスさんが、LFJに初登場!
ショパンの「12の練習曲」op.10とop.25、合計24曲を熱演して下さいました。

一曲一曲、まるで小さなドラマが次々と始まっては終わって行く、小劇場のよう。つまり、「練習曲」なれど、そこはドラマティックな世界!ゲニューシャスさんのズドーンとくる低音、サワサワと走り去る素早いパッセージ、どれも耳に残ってしまう美しさ・・・

アンコールにはプロコフィエフのソナタ第7番終楽章を披露、その迫力に完全にノックアウト!

お辞儀は深々と・・・好青年でいらっしゃいます。

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舞台袖でお写真をパチリ!終演直後ですが、この柔らかな笑顔。

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初めてのLFJ、どうでしたか?

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「いやーもう、僕、ショッキングだったよ!!」

え、えええ? ショッキング?!

「だって、こんなに大規模で、たくさんの公演がある音楽祭なのに、どの施設も素晴らしい! クオリティーがすごく高くて。 こんな音楽祭に僕は初めて参加させていただいて、ものすごく嬉しいんだ!」

10周年の音楽祭にフレッシュな風を吹かせてくれたゲニューシャスさん、ありがとうございました!

今年も快調!ベレゾフスキーさん&ウラル・フィル

ホールAの5000席が、いの一番に売り切れてしまった公演。
それは、ベレゾフスキーさんのピアノ独奏、そしてリスさん指揮ウラル・フィルによる、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番!

今年のオリンピックでフィギュアスケートの浅田真央選手がフリープログラムで使用した曲だけあって、もうもう、そりゃもう、聴きたいですよね。

ベレゾフスキーさんの、厚みある温かな音色、力強くも柔らかな響きが、ラフマニノフの世界に5000人をいざなってくれました!ブラボー!

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そしてベレゾフスキーさんはアンコールで、リストの「愛の夢」を弾いてくれました。ん〜〜〜夢見るようなふくよかな音。

舞台袖、モニターでベレゾフスキーさんを見守るリスさん。

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背中に男の哀愁を感じさせます。
素敵な演奏に、素敵な微笑み! ロシア男児の魂を聴かせてくれたお二人です。

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Tokyo International Forum 東京国際フォーラム