
かの 有名なショパン国際コンクールで、第二位に輝いたゲニューシャスさんが、LFJに初登場!
ショパンの「12の練習曲」op.10とop.25、合計24曲を熱演して下さいました。
一曲一曲、まるで小さなドラマが次々と始まっては終わって行く、小劇場のよう。つまり、「練習曲」なれど、そこはドラマティックな世界!ゲニューシャスさんのズドーンとくる低音、サワサワと走り去る素早いパッセージ、どれも耳に残ってしまう美しさ・・・
アンコールにはプロコフィエフのソナタ第7番終楽章を披露、その迫力に完全にノックアウト!
お辞儀は深々と・・・好青年でいらっしゃいます。
舞台袖でお写真をパチリ!終演直後ですが、この柔らかな笑顔。
初めてのLFJ、どうでしたか?
「いやーもう、僕、ショッキングだったよ!!」
え、えええ? ショッキング?!
「だって、こんなに大規模で、たくさんの公演がある音楽祭なのに、どの施設も素晴らしい! クオリティーがすごく高くて。 こんな音楽祭に僕は初めて参加させていただいて、ものすごく嬉しいんだ!」
10周年の音楽祭にフレッシュな風を吹かせてくれたゲニューシャスさん、ありがとうございました!
ホールAの5000席が、いの一番に売り切れてしまった公演。
それは、ベレゾフスキーさんのピアノ独奏、そしてリスさん指揮ウラル・フィルによる、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番!
今年のオリンピックでフィギュアスケートの浅田真央選手がフリープログラムで使用した曲だけあって、もうもう、そりゃもう、聴きたいですよね。
ベレゾフスキーさんの、厚みある温かな音色、力強くも柔らかな響きが、ラフマニノフの世界に5000人をいざなってくれました!ブラボー!
そしてベレゾフスキーさんはアンコールで、リストの「愛の夢」を弾いてくれました。ん〜〜〜夢見るようなふくよかな音。
舞台袖、モニターでベレゾフスキーさんを見守るリスさん。
背中に男の哀愁を感じさせます。
素敵な演奏に、素敵な微笑み! ロシア男児の魂を聴かせてくれたお二人です。