コルボさんのスタバト・マーテル

夜8時半。コルボさんとローザンヌ合唱団による、ドヴォルザークのスタバト・マーテルの公演です。

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「悲しみの聖母は 涙にくれ 十字架の傍らに立っていた」
ひとつひとつの言葉を丁寧に丁寧に積み上げて行くようなコルボさんの指揮。
合唱はやっぱり、人肌的な温度を感じますね。沁み入りました。

広瀬悦子さんと遭遇

ナントの音楽祭会場「シテ・デ・コングレ」は、東京国際フォーラムと同じように、ホールといくつもの会議室で構成させれています。でも、東京国際フォーラムより、もう少しコンパクト。そしてたぶん、裏側の導線っていうんでしょうか、それがあまり隔離されているわけではないらしく、移動中のアーティストがそこいら辺(!)にいたりします。

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何やらファンに囲まれて輝いている方がいました。すみません、誰だかわからないんですが(笑)、思わずパチリ。ジャズシンガーの有名な方かな......? スターオーラが出てました。


と、そこへ、広瀬悦子さんが歩いているではないですか!コープランドやマクダウウェル、アイヴスといったプログラムの大好評のソロ・リサイタルを終えて、これからアウトリーチの会場へ向かうところだったみたい。ご隠居された神父様たちのケア・センターでのコンサートだそうです。

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そのアウトリーチのコンサート、お出かけになった人からあとでお話を聴いたのですが、壁に向かって置かれた小さなアップライトピアノで、広瀬さんがハートフルな演奏をされ、ご隠居神父様たちがとてもとても喜ばれていたのだとか。涙が出るほど感動的な空間だったそうです。
すばらしい活動ですね。そんなアウトリーチもある、ナントの音楽祭なのでした。

ナントのLFJ東京コーナー

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ナントの会場の一角に毎年設置されている「東京のラ・フォル・ジュルネ」コーナー。
「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」の紹介ビデオが流れ、ポスターなどが掲出されています。
ここはいつもなぜか盆栽が置かれていて、フランスでBONSAI大人気だな!と感心させられるのですが、今年もこんな雰囲気になっています。
というか、盆栽ともまた違った方向に向かっている気が。

Tokyo International Forum 東京国際フォーラム