毎年、ホールにいろいろな名前が付けられるLFJですが、今年のナントでは「ホールは作家や詩人、サロンはアーティスト(美術方面)」というルールがあるらしく、ホールにはヘミングウェイやケルアック、フォークナーなどが、サロンにはウォーホールやリキテンシュタインなどの名前が。
(ウォーホールのサロンって何をやってるんだろう?ワクワク......とのぞいたら、みんなが和やかに歓談しているだけでした)
そして朝から夜遅くまで多くの人が集まる中央の広場は、なんと「セントラルパーク」!
思わず「そのまんまやないかーい」と突っ込みたくなりますが、考えてみればこれ以上のぴったりなネーミングもありませんよね。
でも犬の散歩をしている人やジョガーは見かけません。
というわけで、彼らが歌えば人が集まる(!)日本でもおなじみのヴォーチェス8が、今年も見事なハーモニーを聴かせています。
実はこのあとのコンサートで人が集まり過ぎ、ステージの向こうに行けなくなったほど。
いやはやすごい人気でした。


東京のLFJでもおなじみ、緻密なヴォーカル・アンサンブルを聴かせてくれるヤーン=エイク・トゥルヴェ指揮ヴォックス・クラマンティスが用意した「アメリカ」プロは、現代作曲家デヴィッド・ラングを中心にケージらの作品を組み合わせたプログラム。
現代の作曲家といってもラングの作風は難解なものではありません。しっとりとした清冽な音楽に癒されます。
それにしてもヴォックス・クラマンティス、うまい! 東京でもその美しいハーモニーを響かせてください!
ららら、ららあめ〜り〜か〜♪
アメリカ音楽といえば、やっぱりブロードウェイ・ミュージカルでしょう!
そんなミュージカル・ファン必見のコンサートもちゃんと用意されていいます。
「コメディ『魅惑のブロードウェイ』」と題されたコンサートは、うたとダンスとバンド演奏が繰り広げるブロードウェイ・ナンバーのオンパレード。それはそれは夢見るような90分です。

あ、どこかで聞いたことがある! そんなミュージカルの親しみやすい音楽。

バンドの皆さん、みんな楽器を弾きつつ小芝居もするんです。小さなミュージカルを見ているみたい。
「Somewhere over the rainbow.......♪」
照明も虹色に。

可愛いラブシーンも。

「雨に唄えば」では、ステージから水しぶきが飛ぶ演出も。

とってもキュートなブロードウェイ・ステージでした。







