世紀をまたいだオールドリコーダー

ホールB5「リューネブルク」で、ヒューゴ・レーヌさんのリコーダーによる「デュパール・フルートと通奏低音のための組曲」を、バンジャマン・ペローさん(テオルボ)、ライナー・ツィパーリングさん(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、ピエール・アンタイさん(チェンバロ)での演奏を聴いてきました。サラバンドやガボット、ジーグなどによる組曲で、舞曲の軽快なリズムに、体の一部がノリに乗ってしまいそうでした。すべてバッハの時代にあった古楽器での演奏に、バッハの時代にタイムトリップしてしまいそう・・・。

「ソナタヘ長調BWV1035」では、第二楽章だけ、節が白く色の濃いリコーダーに持ち替えての演奏。このリコーダー、なんと18世紀バッハの時代から存在している代物だそうです。世紀をまたいだオールドリコーダー!終了後に、少しだけ拝見させてもらいましたが、古びた感じが漂い、時代を感じさせます。柔らかなやさしい音色がしました。

re-nu.JPGチェンバロのピエール・アンタイさんは、このあと30分後に、お隣のホールで今度は指揮棒を振るのだそうです。一息つく暇もないところ、一瞬だけ写真を撮らせていただきました。ちょっと、フラッシュが光りすぎてますが、ご了承ください。最後の公演がんばってください!!

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