LFJ2018では、新しい世界へと開かれた精神が刺激に満ちた異文化と出会って生まれた、さまざまな傑作に光を当てます。 いつの時代も作曲家たちは人生のある時期、母国を離れて外国に移り住みました。主に20世紀には政治的な理由で、多くの作曲家が生まれ故郷や住み慣れた街に別れを告げることを余儀なくされました。かたやバロック時代には、作曲家たちは異国への好奇心に突き動かされ新天地を目指しました。 作曲家たちが自分たちのルーツから遠く離れた場所で書きあげた作品は、どれも意味深く、感動的です。そこにはノスタルジーとともに、「新しい世界」と出会う欲求や希望を感じとることができます。壮大な歴史のうねりと作曲家の人生が交錯して生まれた、心揺さぶるドラマをご堪能ください。

アーティスティック・ディレクター
ルネ・マルタン

登場する主な作曲家と演奏曲目

全体主義体制や内戦から逃れ、
新しい世界へ亡命・移住した作曲家たち

● ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番、マズルカ、バラード
● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番、交響的舞曲
● プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番、古典交響曲
● ストラヴィンスキー:弦楽のための協奏曲、兵士の物語
● コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲
● シェーンベルク:ピアノ協奏曲
● バルトーク:ピアノ協奏曲第3番、管弦楽のための協奏曲
● アルベニス:イベリア
● ロドリーゴ:アランフェス協奏曲

自らの意志で母国を離れ、
新しい世界へ移住した作曲家たち

● ヘンデル:合奏協奏曲第1番、シャコンヌ
● スカルラッティ:ソナタ
● ドヴォルザーク:交響曲第9番 「新世界より」、チェロ協奏曲

魂の深淵に新しい世界を求めた作曲家たち

● ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
● シューベルト:冬の旅、幻想曲
● シューマン:幻想曲

ワールドミュージック、ジャズ、映画音楽

● 中世の放浪の歌、地中海沿岸地方の音楽
● ブルース、ロマミュージック、クレズマー、現代の放浪の歌
● 太鼓、ニューオーリンズジャズ、コンテンポラリージャズ
● シネマ・コンサート、映画音楽集曲